カードワースだよ全員集合

CWのシナリオレビューを中心に

説明

・主カードワースのシナリオレビューを書きます。

各項見たまま、レベル1~3、3~5、5~7、7~、店シナリオと5つのカテゴリに分け、気が向いた時に記事を書き足していきます。

右側バーの「カテゴリー」で記事を表示するとシナリオを探しやすいです(多分)。

シナリオタイトルをクリックするとダウンロードできるページにジャンプします。

書いた記事は結構自分で読み返すので、間違いや不自然な表記に気付いた時は加筆、修正します。

 

カードワースって何?

フリーゲームです。詳しくは

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・星5つを満点として点数をつけます。

基本的に全然面白くなかったシナリオのレビューはしません。

星1=宿に貼っておけば気分次第でプレイしても良い。

星2=佳作。普通に楽しめる。

星3=良作。躊躇なく他人におすすめできる。

星4=超良作。何度でもプレイしたくなる。

星5=神シナリオ。永久保存。

長編は評価が辛く、店シナリオや短編には甘い傾向。「普通に面白い」は星2。

 

・現在入手先が無く、リンクの貼れないシナリオのレビューはしません。

「このシナリオ超オススメ!」って書いてるのにいくら探しても出てこない、というのは自分が何度も経験してイライラしたので。

 

・店シナリオはSSを貼ります。

 個人的にスキル選びに関してはカード絵柄の雰囲気が最も重要だと思ってます。

どれだけバランスやカード効果が工夫されていても、やっぱり使い込むのは見た目が気に入ったカードでしょう。

 

・完全に消費者の乞食根性丸出しでレビューします。

また、作者様のサイトは一通り目を通し、禁止行為は避けるようにしていますが、無作法があるかもしれません。ごめんなさい。

 

・変更、更新、一言。

※12.7.11 カテゴリを利用したスタイルに改造。

※12.7.13 モチベーションは全く落ちていないのだが、周りは思った以上にお洒落で文学的なブログばかりで、はてなブログでこんな事をしていても良いのかという疑問が生じてくる。

※12.7.15 ↑別にそうでもない事に気付く。

※12.7.20 毎日更新する必要は全く無いのに、ブログ継続日数を表示してくるせいで脅迫観念に囚われている。はてなブログ恐るべし。

※12.8.03 elona+面白すぎ。

※12.12.25 ブログの存在を思い出す。そのうちまた書く。

樹精の森

樹精の森 ★★☆☆☆

15分 レベル3~4

探索なし、戦闘は最大11回(たぶん)。ザコ戦は簡単に回避できるので、戦闘をボス戦1回のみに抑える事も可能。レベル3*6人でちょうどいい難易度だった。レベル4でも簡単すぎるということはないと思う。

冒頭で弾けまくる下ネタを読んでいてかなり嫌な予感がしたが、内容は至ってまとも。もう少しフォローが遅ければF9になるところだった。

まともだと言ったが、設定といい、台詞といい、驚くほどしっかり作られている。むしろお堅すぎるぐらい硬派なシナリオだ。ストーリーに絡む設定を語る部分は少し冗長で、この辺りは少し好みが分かれるかもしれない。良くも悪くも、頭を空っぽにして楽しめるタイプではなく、ちゃんと話を聞いていないと、いざ行動の自由を与えられた時に何をすれば良いのかわからなくなる。

ゲーム的には、最良の行動パターンを見つけてひたすらそれを繰り返すだけ、というかなり退屈な作業。PCのとる行動を選択肢の中から選ぶシステムを採用することによって、探索パートを削って短編化している手腕は見事だが、もう一味欲しかった。

 プレイしていて作りが雑に感じるような部分は全く無いし、テキストは文句無しに素晴らしいのだが、ゲームとして面白いとは言い難い。本当に丁寧な仕事をしているので、不満、というよりも、もったいない、という感じがする。惜しい。

浄水場の亡霊

浄水場の亡霊 ★★☆☆☆

20分 レベル4~6

探索あり、戦闘あり。ボス戦らしいボス戦はないが、雑魚と連戦になるので回復の手段はあった方がいい。レベル3*6でもクリアできる。レベル6では楽すぎる。

依頼を受けた瞬間、宿のオヤジが「あ、その仕事、おすすめだよ!」とか言い出したのには笑ってしまった。気持ち悪い。全体的に冒険者の発する台詞が陽気すぎるというか、全く緊張感がない。たかがウィスプが相手とはいえ、非武装の一般人が居る施設に敵が現れたと聞いて「やっと出番だ~」は無いだろう。シナリオを通してのエンカウント数は大して多くならないが、同じ場所を通過する度に戦闘に入る確定エンカウントは鬱陶しい。
どこかで見たような話だが、ストーリーは面白い。どちらが正しいとも言えない二者択一を迫られる展開だけに、エンディングが1本しかないのは残念だった。ルートが用意されていない方の選択をすると中断扱いで宿に帰還する。
細々とした粗のあるシナリオだが、ストーリーの出来がシナリオ全体を支えている。このレベル帯でプレイするシナリオに迷うなら候補のひとつに。

ジェーンは六月の花嫁

ジェーンは六月の花嫁 ★☆☆☆☆

15分 レベル3~5

ジェーンと仲が良いという設定のPCを1人選択してシナリオ開始。いきなり綺麗な顔に差し替えられた宿のオヤジが登場。かなり気持ち悪い。
プレイしていて何かがおかしいと思っていたのだが、主役に選んだPCではないキャラクターが主役の台詞を発言するバグがある。会話が噛み合わないとかいうレベルではない。致命的。
どうやらパーティーに参加した順で1人目、左端に表示されるメンバーが主役扱いとなるようだ。最初の設定は意味が無い。更に主役不在のパートで、主役PCが発言するバグもある。もう訳がわからない。
戦闘はボス戦が1回のみで、何が起こっているのかが非常にわかりづらいギミックが仕込まれている。要は左右のオマケから倒していけばいいのだが、ヒントすら与えられないのは不親切の極み。戦闘中のPCの発言はミスリード。倒し方さえわかればレベル3*6人の戦力でもクリアできるが、直前にセーブできるポイントがないので、万が一全滅したら面倒臭い。余裕をもってレベル5*6人以上の戦力でのプレイを推奨。
シリーズ最終作ということで期待していたのだが、全体の作り込みが甘い。甘すぎる。特にこのシリーズに思い入れが無い人はプレイしない方が無難。今までに登場したNPC達と顔合わせできる点は良かった。それ以外は概ね残念な出来。

ヤシモットと豪傑馬

ヤシモットと豪傑馬 ★☆☆☆☆

10分 レベル1~3

流れ的には「ジェーンは六月の花嫁」をレビューするべきなのだが、プレイしたいパーティの戦力が不安なので、シリーズの外伝的なこのシナリオを挟む。

探索なし、戦闘3回。レベル3*6人で超楽勝だった。全員レベル1のパーティでも楽にクリアできるバランス。

会話メインの進行だが、性格による台詞パターンはなし。上品、お人好し、無欲、献身的なんていう聖職者のテンプレみたいなキャラクターが「何かうまい儲け話があったらなあ」とかいう台詞を平気で吐く。悲しい。 全体的にPCの台詞が芝居がかっているというか、何となく堅い。いつもと違う口調を使うせいで余計にそういう感じがする。ジェーンの経営術より後に作られたシナリオなのに、経営術ではしっかり用意されていた台詞パターンが近作に無いのは謎だ。差し替えられている意味がわからない宿の親父のグラフィックには笑った。

 テンポの良さは健在で、ストーリーは面白い。敵役NPCのキャラが立ちまくっていて、それだけで色々と許せる。

 許せる、などという失礼極まりない一言がうっかり飛び出したことからもわかるように、全体的な作り込みの甘さにはかなり不満を感じる。はっきり言って、本気で作ってないな、これ。という感じ。それでもそれなりのシナリオになってしまうのだから、流石と言えば流石である。このシナリオ単独でのプレイは全くオススメしないが、シリーズファンなら。

ジェーンとニンニクと不死の女王と

ジェーンとニンニクと不死の女王と ★★★★☆

20分 レベル1~10

探索なし、ボス戦3回。キーコード所持、もしくは最善の選択肢を選ぶことで戦闘を回避できる……らしい。未検証。最後の戦闘では全滅してもクリア扱いで宿に帰還できる。

 相変わらず会話パートが面白い。今作は旅の道中を描くシーンにかなりのボリュームが裂かれていて、ここでは特に何をするわけでもなくひたすら会話を読むだけなのだが、遠足気分が出て楽しい。作者の本領が存分に発揮されている。 目的地となる街では5つの施設で情報収集と買い物ができるようになっていて、個性的なNPCが多数登場する。なかなか凝った作りで、前作が嘘のように面白い。

 致命的ではないが、想定されているタイミング以外で発動してしまうイベントが存在しているのと、ボス戦中に発生する演出がセリフのやりとりのみで、効果が発動しないバグも存在している。この辺りの手直しが入れば最高のシナリオになると思うのだが、残念ながら作者が行方不明なので、これはまず望めない。

全ての戦闘に勝利して、スッキリとクリアしたいならレベル6以上のフルパーティ推奨。レベル7*6人のパーティでそこそこのやり応え。8*6で楽勝。2回目の戦闘をクリアしてストーリーの全容を楽しむまでならレベル3*6人でも何とかなる。参考までに。

前半はコメディ、後半はしっかりとしたストーリーを楽しめる良作。粗に目を瞑れるだけの魅力が十分にある。

ジェーンの三毛猫狂想曲

ジェーンの三毛猫狂想曲 ☆☆☆☆☆

10分 レベル2~4
いつものように依頼を請けるところからシナリオ開始。もうスペースには触れない(←触れてる)。安定の会話進行。宿で50SP支払って食事をとると行動力と回避力に永続ボーナスを得られる。効果を考えれば安すぎる気もするが、本気で戦闘する機会がないので、あまり有難みがないことを考えれば妥当な値段か。ちなみに戦闘は全て回避できるので、PCのレベルは1でもいい。小ネタ面では子供PCが優遇されていて、お小遣いが貰えたりする。連れていないとどうなるのかまでは確認していない。
このシリーズにしては珍しくギミックが多い。色々と用意されてはいるのだが、進め方によってはその半分も機能することなくシナリオが終了する。初回プレイ時は「これから」という気分になっている時に、いきなり宿に帰還して話が終わってしまった。これなら済印を付けるかどうかぐらいは聞いてほしい。
猫を捕まえる仕組みも面倒臭い。捕獲補助のアイテムがいくつも用意されているものの、猫の逃走率が非常に高く、満足に機能しているとは言い難い。結局同じところをグルグルと歩き回るハメになるし、倒してしまうと逃走扱いなので、デフォルトで攻撃カードを選択しているPCの行動をいちいち書き換えなければならない。そもそもシナリオをクリアするのに猫を捕獲する必要がなく、最後にその事に気付いたときの徒労感は半端ではない。意味のないエンカウントが存在しない事だけが救いだ。前半は面白かったが、探索が始まってからは不満しかなかった。本当にこれで完成しているのかと疑いたくなってしまう出来。

まさかこのシリーズでこんな感想を書くことになるとは思わなかった。これが終わったら安易に紐付けしてのレビューは控える。